地球屋さんが生み出す幻想的なアクセサリーたち
パジコ:普段は、どのような作品を制作されていますか?
普段は、空や海などの自然をモチーフにした作品や、花や自然素材を使用した作品を中心に制作しています。 特に、最初に作った「空」をテーマにした作品には思い入れがあります。今ではバリエーションも増えて、青空や夕焼け、星空や月夜など、様々な表情の空を表現しています。
また、シャボン玉や水風船、泡や花といった「儚く消えてしまうもの」を形に残すことも好きで、レジンでミニチュアのような作品も制作しています。
季節に合わせた作品づくりも意識していて、春には優しい色合いの花を閉じ込めたアクセサリーを、冬には雪の結晶やスノードームなど、季節を楽しんでいただけるような作品を制作しています。


作品制作/ 撮影:地球屋
パジコ:ものづくりを始められたきっかけについて教えていただけますか?
もともと小物雑貨が好きで、学生の頃に露店で古時計のパーツを使ったアクセサリーを制作している方を見て、見よう見まねで時計を分解してアクセサリーを作り始めたのがきっかけです。当時は、時計の枠の中にパーツを配置して、「不思議の国のアリス」や「銀河鉄道の夜」など、物語をテーマにしたミニチュアの世界を表現していました。
その後、社会人になってから「レジン」と出会い、書籍とスターターキットを購入して初めてレジンに触れました。すっかりその魅力に夢中になり、以前制作していた時計アクセサリーを応用し、レジンの中に小さな世界を閉じ込めたいと考えるようになりました。
大好きな自然や風景を閉じ込めた作品を制作するうちに、少しずつ作品のバリエーションも増え、自分の思い描いた世界観を形にする楽しさにはまっていきました。今ではものづくりが大好きです。
パジコ:ものづくりをされている中で、特に喜びを感じるのはどんなときでしょうか?
お店でイメージにぴったりなパーツを見つけたときや、新作のアイデアが閃いたとき、思い描いた通りの作品が完成したときなど、日々の制作に小さな喜びがたくさんあります。
特に、新作のアイデアが閃いたときは、何年制作を続けていても変わらずワクワクが止まらなくなり、楽しさや充実感が湧き上がってきます。
また、フォロワー様やお客様に作品を気に入っていただけたり、嬉しいお言葉や温かな声援のコメントを頂戴したときも、「ものづくりをしていてよかった」と、心から嬉しくなります。
これからも、より多くの方に喜んでいただけるような作品づくりを目指して、日々技術を磨いていきたいです。
「楽しく作る」ことが、作品の輝きを引き出す一番のこだわり

作品制作/ 撮影:地球屋
パジコ:作品や制作において、大切にしていることやこだわりについて教えてください。
制作へのこだわりは、「楽しく作る」ことです。
季節に合わせた作品であったり、新作であったり...その時々で心がときめくものを制作しています。作品には、作り手の気持ちが表れるような気がしていて、やはりワクワクと楽しく作った作品は、キラキラして見えます。
よりクオリティの高い作品を生み出すためにも、「楽しく作る」という気持ちを大切にしていきたいです。
また、楽しさを感じながら制作することは、作家活動を長く続けるためにも大切なことだと思っています。
時間を忘れるほど夢中になって制作に没頭すると、「次もまた作りたい」「今度はこれを試してみよう」という意欲に繋がります。
これからも自分自身が楽しみながら、皆様にキラキラとした宝石のような作品をお届け出来るよう、大好きなものづくりを続けていきたいです。
パジコ:パジコ製品との出会いや、初めて使ったときの印象を教えてください。
パジコ製品との出会いは、「UV-LED レジン星の雫」でした。
7年ほど前からレジンを本格的に始めたのですが、モールドで作った作品がどうしてもベタついてしまい、困っていました。
100円ショップのレジン液や、いくつかのメーカーの製品も試してみたのですが、なかなかベタつきのないレジン液に出会えず悩んでいたところ、手芸店で「星の雫」を見つけました。
まず、パッケージの可愛さに一目惚れし、「黄変しにくい」という特徴も気に入り、購入しました。
さっそくモールドを使って作品を作ってみたところ、驚くほどベタつきがなく、ツルツルの作品が出来上がり、感動したのを今でも覚えています。
それ以来、パジコさんの製品が気になるようになり、着色剤の「宝石の雫」やモールドなど...少しずつ集め、今ではすっかりパジコさんの大ファンです。
どの資材も扱いやすく、品質も安定していて長持ちするので、重宝しています。